15■第三者行為災害との調整

 私は交通事故に遭って大ケガをしましたが、責任は相手方にあるため、現在、損害賠償を求めているところです。

 先日、私のケガの程度だと障害年金も請求できることを知りましたが、障害年金を受けた場合、損害賠償はどうなるでしょうか。


 第三者の加害行為を原因とする障害年金の支給については調整されることになります。

 あなた(被害者)が先に障害年金を受給した場合、国は支給した障害年金の額の範囲内で、その額を相手方(加害者)に請求します。

 あなたが障害年金を受給する前に損害賠償を受けた場合、国は損害賠償の額の範囲内で障害年金の支給を停止します。

 ただし障害年金と調整される損害賠償の額は、受け取った総額ではなく、「休業補償費」等、生活保障費に相当する額のみに限られており、「慰謝料」や「医療費」は調整の対象になりません。

 また、この調整による障害年金の支給停止は最高でも24カ月以内とされているため、その後は障害年金が全額支給されます。

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