16■障害年金受給者に更に遺族年金の受給権が発生

 50歳の弟は、現在、2級の障害基礎年金を受けていますが、先日、旧遺族年金を受けていた母が亡くなったことにより、弟に旧遺族年金の受給権も発生したとのことで、役所から一人1年金の原則に基づき、どちらかを選択するようにと言われました。

 弟に母が受けていた遺族年金の受給権が発生するとは、一体どういうことでしょうか。


 昭和61年から年金法が大きく変わり、便宜上、昭和61年4月前の法律を旧法、昭和61年4月以後の法律を新法と呼んでいます。

 旧厚生年金保険法の遺族年金は、配偶者と子が同順位で受給権を取得し、1・2級の障害の状態である子については年齢制限がありませんでした。

 ただし同順位ではありますが、配偶者が遺族年金を受給している間、子に対しては支給停止となっていました。

 そこで、この度、お母さんが亡くなったことにより支給停止が解除されて、旧遺族年金の受給権が新たに発生したわけです。

 ちなみに新法では、子が1・2級の障害の状態であっても、20歳に達すると遺族基礎年金の受給権は消滅しますが、これは20歳から障害基礎年金が受給できるようになるためです。

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