02■わかりにくい複数障害の認定の問題

あいまいな併合認定と総合認定


 障害認定日に認定の対象となる障害が二つ以上ある場合や、すでに障害基礎年金を受けているものに、別の障害で障害基礎年金の受給権が発生した場合あるいは「はじめて2級」に該当する場合などは、複数の障害を併合(加重)認定表を使って認定します。これを「併合認定」といいます。

 複数ある障害に内部障害が併存している場合は併合(加重)認定表を使用せず、障害を総合的に判断して認定する、とされており、これを「総合認定」といいます。

 たとえば糖尿病が原因で、糖尿病性網膜症の症状が出た時は、内部障害と外部障害との併存ですが、因果関係があるために、総合認定の対象となります。

 しかしながら糖尿病と無関係に視力障害ある時は併合認定となります。

 以上の例の場合に、総合認定を行うのか、あるいは併合認定を行うのかによって、具体的な障害評価で違いがあるのかどうかという点になると行政の外部からはまったくわかりません。

 精神障害の場合も、交通事故などに遭えば、外部障害と精神障害を併せもつようになります。また高齢になれば、内部障害を併発するようになります。さらに精神発達遅滞などの障害者が分裂病を発病させることもあります。このような場合の併合認定は一体どのように行われているのでしょうか。

 複数の障害がある場合の併合認定や総合認定が、具体的にどのように行われているか、その情報開示が行政側から行われなければ、私たちは権利を十分に行使することができません。

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