01■日本年金機構の審査の実態

障害の状態が変わらないのに支給停止の処分を受けてしまった実例


 この実例は、有期認定により障害年金(2級の障害基礎年金)の受給期間の満了を迎えた時の受給者の障害の状態が、受給権取得時の状態と全く変わらないにもかかわらず、2級非該当として審査をされたケースです。

 当事務所は、この件について、審査請求(不服申立)の段階で相談をお受けました。

 ご相談者の障害は精神疾患に基づくものでしたが、主治医は診断書の記載において、前回の診断書と比較して今回も「変化なし」と診断しており、また受給期間中、精神の障害に係る認定基準について、改正や変更も一切ありませんでした。

 したがって、当事務所は、まず保険者(日本年金機構)に対し、審査請求前の確認事項として、判断理由(2級非該当の根拠)について照会(質問)を行いました。

 しかし、何度照会しても、日本年金機構は,事実上,質問の趣旨には答えようとせず、結局、最後には回答を拒否する、という始末でした。(照会と回答 1 2 3 4 5 )

 そこで、何としても2級非該当の根拠を探るべく、審査をしたとされる認定医の意見書を取り寄せたところ、これまた驚くべきことに、認定医の意見書の欄も認定医の氏名欄も未記入でした。

 以上は、公正な審査という観点において、障害年金の申請者・受給者に著しい不審感を抱かせるものです。

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